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乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展 で乃木坂三昧してきました [美術 : 美術展、写真展紹介]

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★ 展示内容

ソニーミュージック六本木ミュージアムで開催中の「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ」展に行ってきました。
この企画展は、アイドルグループ乃木坂46に関する”資料”を展示したもの。CDやDVDのジャケット、Music Videoや個人PV、そして衣装に至るまで、乃木坂46のイメージを作り上げていった数々のアイテムが展示されています。

● デザイン画やら小物やら絵コンテやら

写真を撮っていい部屋が二箇所あり、最初の部屋と衣装の展示部屋がそれら。最初の部屋は記念写真撮影コーナーという感じです。資料を収めた整理ボックスが壁際にずらりと並んでいる、と言う風になってます。実際はプリントシールですが。ほぼ等身大のメンバーの写真もあるので、横に並んでパシャリ、という感じでしょうか。
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整理ボックスには中身を示すタイトルが書かれています。この先の展示コーナーで観られるものになっているみたい。
衣装は過去のものすべてが並んでいるようです。でも、『ポピパッパパー』の衣装はあったかな?たぶん、探せばあるはず。
そして、柳沢翔監督、伊藤万理華主演の個人PV「ナイフ」の絵コンテもありましたよ。
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CDジャケットのデザイン資料では、スチール写真はもちろん、タイトルのフォントやCD(円盤)のデザイン、そして外パッケージに貼るシール(宣伝が書いてある奴)などなどの“秘密”が一杯。ファンはもちろんのこと、デザインを学んでいる人にもいい参考になるでしょう。
伊藤万理華主演のPVの絵コンテには「ナイフ」の他に、福島真希監督の『伊藤まりかっと。』」や湯浅弘章監督の「『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』などの絵コンテも展示してあります。まさに三者三様。その違いを観るのも楽しいでしょう。

● メンバーのサインもあちこちに

現役メンバーはもちろん、卒業してしまった深川麻衣伊藤万理華などもこの展示会を観に来ていて、ゆかりの作品・資料のそばにサインを残して行ってくれてます。残念ながら写真撮影NGのコーナーではそのサインも見るだけなのですが、撮影OKの衣装展示コーナーの壁に書かれたサインは別。こちらは撮影自由となっていました。

こちらは現役メンバー渡辺 みり愛
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昨年末に卒業した西野 七瀬のサイン。というか、オリジナルキャラクターの「どいやさん」ですね。
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● 歴代の衣装がずらり

壁一面に衣装・制服が展示されています。乃木坂46は毎シングルごと、歌唱を披露する時の衣装と、トークやらなんやらの場面の(普段の)制服っぽい衣装と別々にしつらえてます。また、ライブや、紅白歌合戦やらなんやらの大型番組に出演する機会には、その時だけの特別衣装なんてのも作られます。なので、その種類はすごい数に。

こちらは、2016年紅白歌合戦出演の時の衣装でしょうか。橋本奈々未の卒業シングル『サヨナラの意味』を披露したものですね。
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6Th Year Birthday Liveの衣装かな。
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生田 絵梨花がセンターを務めた10Th シングルの『何度目の青空か?』の歌唱衣装。
その後ろには歴代衣装がずらり。ジャージは『そんなバカな・・・』のやつかな。
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衣装のコンセプトや色の指定などなどが描かれた資料も併せて展示されています。実物を見ながら読んでみると、ふむふむと言う感じ。
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ファンの間では「額縁」と呼ばれている衣装ですね。2015年のFNS歌謡祭の時のものらしい。こちらは、その時のメンバー分全部展示されていて、足元にはメンバーの配置も書かれているので、あれがあの子のものなのか・・・と感慨にふけることができるのでした。
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● カフェでまったり

カフェも併設されていて、楽曲にちなんだ料理・飲み物が供されています。
メニューはこんな感じ。カレーやパンケーキ以外に、『ロマンティックいか焼き』にちなんだイカの丸焼きが載ったプレートや、『無表情』にちなんだ「からあげ姉妹のフードプレート」などが。飲み物はもうちょっと可愛らしく、「ごめんね、スムージー」、「ぐるぐるカーテンヨーグルト」なんかがありました。
なお、表示価格はすべて税抜きです。
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私が座ったのはテラス席。といっても、ビニールシートで覆われていて、暖房もあるので、寒いことはなかったですよ。むしろ、展示室が熱気ムンムンだったこともあって、温度が多少でも低いのはうれしかった。
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で、私が食べたのは「別れ際、もっと好きになる オムさんのカレーフードプレート」です。これは『別れ際、もっと好きになる』をモチーフにしたもの。ちなみにこのMusic Video、なんともシュール。ぜひ本編を観ていただきたいなと思います。
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外に出ると、流行りのタピオカドリンクも売られています。カレーでお腹一杯になってしまったので、こちらはパスしちゃったけど、やっぱり飲んでおくべきだったか。。。
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★ 感想

色んな人々が関わって、「乃木坂46」という世界(観)を造っているのだということが良くわかる企画展でした。展示されている資料は膨大。ファンは懐かしさに感涙(いや、本当に懐かしくなってウルウルしちゃいますよ)だし、デザイナー志望の学生さんにはいい勉強になるだろうし、プロデューサーを目指す人にもその仕事の一端を知ることができるかも。

8K動画を上映するコーナーもあるんですが、迫力満点。私が観たのは、去年のライブの時の一曲。ライブ会場(といっても神宮野球場・秩父宮ラグビー場のバカでっかい会場ですが)の盛り上がり、観客も一体になっている感じが伝わってきました。
それにしても、8K画面でクローズアップで映されても可愛さ・美しさが煌めいているのはさすが。肌もきれいだ。こんなアップに耐えられるのは、乃木坂46くらいじゃないかなと思ってしまいます。


ということで、今回の企画展を通して感じたことは、とにかく、こだわって造っているなぁということ。多くの人がハマってしまうのも納得です。図録が届くの、楽しみだ。じっくり読もうっと。

★ 美術展情報

「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ」展は下記の通り、開催中。
  • 会期 : 2019/1/11(Fri) - 5/12(Sun)
  • 開館時間 : 10:00 - 20:00
  • 休館日: 会期中、無休
  • 料金 : 一般 2,000円(1,800円) 中高生 1,000円(800円) 小学生 600円(400円) ()内は前売り券
    前売り券は、下記公式サイトをチェックしてください。日時指定での購入になります
  • 公式サイト : ソニーミュージック六本木ミュージアムWEBサイト
  • 図録 2,500円なり
    物販コーナー手前に申込用紙(宅配の送り状です)が並んでいるので、それに記入し、物販のレジへ持っていってください。

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『~桐村喜世美氏所蔵品受贈記念~岩﨑家のお雛さまと御所人形』展 @静嘉堂文庫美術館 [美術 : 美術展、写真展紹介]

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静嘉堂文庫美術館で開催中の『~桐村喜世美氏所蔵品受贈記念~岩﨑家のお雛さまと御所人形』展 のトークショー&ブロガー内覧会に参加してきました。例によって、特別な許可を得て写真撮影をしています。
以下、トークショーの内容も織り交ぜ、ご紹介。

★ 展示内容

静嘉堂文庫美術館は、三菱第二代社長の岩﨑彌之助氏、その子供である三菱第四代社長岩﨑小彌太氏のコレクションを中心とした美術館です。
今回はその小彌太さんが、奥さんの孝子さんのために、京人形司の老舗 「丸平大木人形店」の五世大木平藏に特注した雛人形を中止とした企画展になっています。
丸平大木人形店は江戸時代に創業した人形の老舗。昭和の初期、二万円を小彌太さんは支払ったそうですが、今の金額にすると一~二億円だそうです!そんな重要文化財並のお雛様ですが、戦後、残念ながら手放してしまい、散逸していってしまいました。
そこを、人形コレクターの桐村喜世美氏がマーケットを探し回って購入した(回収した)ものが今回の展示品。残念ながら全てを取り戻すことはできていないものの、主要なアイテムは見ての通り、揃ってます。桐村喜世美氏は再びこれらが散逸することがないように、静嘉堂文庫美術館に寄贈したのだそうです。

お雛様。玩具でありながら、美術工芸品として高度な域に達した傑作。宮廷装束は本物の素材を使っていて、製作期間は三年間と推測されている。現在では、二億円出しても製作は無理と思われる。
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お内裏様。
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この二体を含め、すべての人形が子供の姿になっている。稚児雛の変わり雛。男雛は皇太子が着る衣装を身につけていて、女雛は十二単だ。
写真では分からないけど、衣装はホントに立派。しかも、これらの人形は関節が可動式になっていて、立たせることもできるのだそう。お雛様、お内裏様をを着せ替え人形のようにして遊ぶことを意図したものなのだろうか。いやぁ、この値段で、文字通りの“子供のオモチャ”にするのは何とも。。。
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三人官女。
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五人囃子。包みを叩いている演者は、気合いが入っているのか、頬が赤らんでいるという細かな表現。
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随身。身の回りの世話をする三人だそうです。五人囃子までは知っていましたが、雛人形のフルセットにはこんな連中もいたんですね。仕事が終わって一休みしている様子だそうです。
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その他の飾り物がすごい!食器のセットや楽器類、茶道具、香道具などなど。小さい分、本物を作るよりも大変そう。
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ふとんや着物まで。
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岩﨑家に飾られていた時の様子が写真に残っています。いかにも立派で広い部屋ですが、そこにどどーんと並べられている人形たち。豪華五段飾り!
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雛人形の他にも、静嘉堂文庫美術館が所蔵している人形たちも展示されています。
こちらは、今度は小彌太さんの還暦祝いに孝子夫人から贈られた、これまた五世大木平藏の傑作「木彫彩色御所人形」。五十八体(六十一人)の御所人形です。小彌太さんは兎年生まれらしく、この人形たちもみんな、兎の面を付けていました。連台に乗っているのが孝子さんだそうです。
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(月の)兎と言えば餅つき。お大尽に供されているけど、この人は小彌太さんじゃないんです。もっとすごい格好をして、超豪華な乗り物に乗っているんですが、それは見てのお楽しみ。
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兎を描いた扇子が、還暦祝いのパーティに出席した人たちに引き出物として配られたのだそうです。
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御所人形たちのデザイン図。設計図ですね。と言っても、これだけでも立派な芸術品です。
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桐村喜世美氏の寄贈品はお雛様だけじゃなかったそうで、こんな武者人形も。
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★ 感想

散逸してしまった人形たち。桐村喜世美氏の尽力で多くを集め直すことができたものの、香道具セットや牛車などなど行方不明も多数。幸いに写真が残っているので、情報があれば美術館に連絡してあげてくださいな。
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人形職人さんたちの技、すごいですなぁ。顔を作る職人さん、衣装を作る職人さんなどなど、分業が進んでいるようです。その道を究めるには必要だったのでしょうが、今の時代まで伝承していくのは大変だったでしょうね。そしてこれからはもっと大変になるのかな。億万長者は現代でもいるけど、雛人形に二億円出す人はそうそういないだろうし。

名工の作品、見ておきましょう。

★ 美術展情報

「岩﨑家のお雛さまと御所人形」展は下記の通り、開催中。




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「温泉 江戸の湯めぐり」展 @国立公文書館 : 天皇も、武将も、庶民も昔から大好きな温泉の話 [美術 : 美術展、写真展紹介]

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国立公文書館本館の企画展「温泉 ~江戸の湯めぐり~」を観てきました。国立公文書館友の会に入ったので、張り切って初日に行っちゃいました。

★ 展示内容

公式サイトの説明によると、
日本人が古くから親しんできた温泉。江戸時代には、名所図会、紀行文などを通して情報が広く流布し、多くの人々が温泉地に訪れました。本展示では、江戸時代の資料を中心に、人々と温泉の関わりをご紹介します。
とのこと。
国立公文書館で保管されている古文書の中から、温泉の紹介をしている文献や、誰某が湯治に行ったという記述が見える日記などが展示されています。古くは日本書紀(もちろん、文献自体は後の世の写本ですが)から、明治時代の政府の公文書まで色々。
展示構成は
  • Ⅰ.名所案内にみる温泉風景
  • Ⅱ.江戸の温泉文化
    • 養生と旅
    • 温泉研究
    • 湯治願
  • Ⅲ.あの人も温泉へ
となっています。

江戸時代の名所案内でも温泉は人気のコンテンツだったのでしょうか。図解入りで詳しく説明されている文献が一杯。箱根の温泉郡を紹介した「七湯集」や、「摂津国有馬山勝景図」による有馬温泉の案内図などでは、湯船に浸かったり、食事や酒を楽しんだり、歌や踊りで盛り上がっている人々の姿が紹介されている。

温泉の入り方・湯治の仕方を説いた書物も一杯。温泉に入ることは、今では娯楽の一つですが、“湯治”と呼ばれるくらいですから、医療行為・治療の一環でもあったのでした。
「養生訓」や「大和本草」でお馴染みの貝原益軒や、朱子学の大家である林羅山らが湯治について書いてます。貝原益軒は「空腹時に温泉に浸かってはいけない。いきなり湯に入らず、まずは足にかけて。。。」などと述べています。林羅山先生は漢文なので「湯船で騒いでいると湯女に怒られる」てなことを格調高く(?)書いているのでありました。
かのペリーさん(に同行した誰か?)も下田の温泉の様子をこれまた図入りで解説してました。
江戸時代も後期になるとオランダなどから化学を学んだ人が「舎密開宗(せいみかいそう)」で、炭酸ガスを水に溶かして造る人工温泉(水)を説いてます。ちなみにオランダ語で化学を意味する“chemie”の日本語訳が「舎密(せいみ)」だそうです。

日本書紀には天皇が湯治に行ったことが記されていて、時代が下っても藤原道長が有馬温泉に、武田信玄や豊臣秀吉、徳川家康がそれぞれ戦の傷を癒やすために温泉に入ったことが書かれた文献も展示されています。
明治時代になって、政府高官達が治療のために湯治に行く(そのために休暇を取る)願いを出した文書が残っています。あの岩倉具視も有馬温泉に行っていたようです。ちなみに休暇日数ですが、「湯治に何日間」という申請をしていて、行き帰りの日数は別勘定(明記されていない?!)だったみたい。なかなか良い制度ですな。

★ 感想

お堅い感じのする国立公文書館ですが、今回の企画展はなかなかユルいテーマで良かったですね。でも、展示している資料は“本物”ばかりですからクオリティは確か。楽しく勉強できました。

江戸時代は混浴が普通だったのかな。温泉を紹介した本の挿絵には男女が何事もなく一緒に湯船に浸かっている様子が描かれています。それは箱根だろうが有馬だろうが南紀白浜だろうが同じ。いやぁ、なかなか大らかな時代だったんですな。
それにしても箱根は昔から有名な温泉地だったんだな。また行きたくなっちゃいましたよ。

そんな有名な温泉地の中でも、有馬温泉ってすごいなと思わせてくれる資料が一杯。藤原道長って、牛車で京都から出掛けていったんでしょうか。なにせ1,000年以上前の話だし、そのころの有馬温泉ってどんな感じだったんでしょう?温泉街はまだできていなかったのかも知れないけど、湯治のための“施設”は造られていたのかな。
秀吉さんが有馬温泉に湯治に行った時は、近隣住民に「無理して寄贈品を購入する必要はない。でも、土地で採れた野菜などは歓迎」というお触れが出たという記録が残されてました。温泉に入って、地元の新鮮な野菜を食べれば、確かに身体には良さそう。
有馬温泉、行ったことないけど、これは行くしかないか?!

そんな歴史を知ってから温泉地に行けば、また違った楽しさがありそう。うむ、良い企画です。

★ 企画展情報

「温泉 江戸の湯めぐり」展は下記の通り、開催中。




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