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演劇の感想 ブログトップ
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「ホリケン演劇の会 第五回公演 ラヴ戦争」を最前列の席で堪能。能條愛未さんの歌もグッド [演劇の感想]

ラヴ戦争.png

★ あらすじ

堀内健の頭の中に浮かんだ物語を再現した演劇の五回目。前回の「堀内夜明けの会」から、なぜか今回は「ホリケン演劇の会」になっているが、コンセプトは一緒。

ケイオウ高校に通う 岡本茶太郎(加藤歩)は、鳩の言葉が分かる祖母から「自分が死んだら会社を茶太郎に任せる。そのために、「ラヴ学園スクール」に転校しろ」と言われる。
祖母の言葉に従ってラヴ学園スクールに転校した茶太郎。その学校は、”ラヴ”が教えの中心と唱える校長(出川哲朗)、"Let's Start"とすぐに叫ぶ熱血教師(堀内健)、怪しげな保健医(先生?)(真飛聖)、そして癖のある生徒たち(能條愛未、伊藤修子ら)が日々、騒がしく学園生活を送っていた。

茶太郎は、初めて見た時から同級生の木原ソラ子(能條愛未)を好きになってしまった。だが、ソラ子はハーバード大学合格を目指していて、茶太郎には振り向きもしない。
そんなこんなでクラスのメンバーにも馴染んできた茶太郎。すると、ただ楽しく騒いでいただけのクラスメートたちが、実はそれぞれに問題を抱えていて、それでこの学校に入ったのだと知るのだ。湯ヶ原J太郎(THE石原)は幼少期、イノシシ(?)に育てられた過去を持ち、言葉が旨く喋られない?! 間事マジ夫(ブリリアン ダイキ)はリーゼントで決めているものの、実はいじめられっ子だった。

だが、過去を隠し、自分を偽っていたのは生徒たちだけではなかった。先生たちも、そして茶太郎も実は・・・。
***********
と、真面目に粗筋を書きましたが、例によって(?)意味不明なシーンや設定も一杯。余り深く考えずに楽しみましょう。

★ キャスト&スタッフ

  • 出演 : 堀内健、出川哲朗、能條 愛未(乃木坂46)、伊藤修子、THE石原、近藤頌利(劇団Patch)、加藤歩(ザブングル)、コージ(ブリリアン)、ダイキ(ブリリアン)、真飛聖
  • 演出 : 村上大樹
  • 脚本 : 堀内健、村上大樹
  • 音楽 : 楠瀬拓哉、伊真吾

★ 感想

前回の「堀内夜あけの会 未来のファンタジー」に続いて、今年も観に行ってしまいました。私だけではなく、奥さんも気に入ってしまったのでありました。なにせ、地元の本多劇場でやっているので観に行き易いし、乃木坂46能條 愛未さんも出演しているし、行かない理由がない。

今回、なんと最前列のほぼ真ん中の席で観劇。ホリケンさんのドーナツが飛んでくるんじゃないかと心配になるくらい(ドーナツ食べたあと、吹き出しながらセリフを・・・)。まさに砂かぶり状態。迫力ありました。そんな間近だったからか、二回目で慣れたからか、今回はストーリーもまあまあ理解できたし、ここはアドリブコーナーなんだなと言う場面も分かったし、余裕を持って(?)楽しめました。いやぁ、笑った、笑った。出川哲朗さんは、舞台にいるだけで笑えるくらいの存在感。ホリケンさんも迫力の演技でぐいぐい来る感じ。また、能條 愛未さんの歌のうまさも堪能。元タカラジェンヌの真飛聖さんと「ラヴ学園スクール 校歌」を歌い上げるシーンがあったんですが、いい声していたな。何せ最前列の席なので、間近で聴き入ってしまいました。
そうそう。能條 愛未さん、瞳の色素が薄いのかな。なんとも魅力的な目をしている人でした。歌も良かったけど、その目に引き込まれる感じ。でも、「死にかけの蝉」の芝居はもう少し研究が必要かも?!(アドリブコーナーでの一コマ)。

家から本多劇場に歩いて行くまでに汗だくになるほどの猛暑でしたが、大いに笑って暑気払いで来た感じでしたよ。楽しかった。もう、「次回が楽しみ」って感じ。
DVDがでるらしいので、どうしようかな。

★ 公開情報


★ BD/DVD





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「近松心中物語」二組の男女の物語。そのズレが面白い。 [演劇の感想]

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★ あらすじ

飛脚屋の養子忠兵衛は、義母とともに真面目に働き、遊ぶことなどなかった。だが、ある用事で出向いた色街で遊女の梅川を見かける。いわゆる一目惚れだ。その時以来、忠兵衛は夜に店を抜け出し、梅川の元へと通い詰めるようになる。同業者で友人の弥兵衛も最初は面白がっていたが、さすがに気になりだして「遊女に本気になってはいけない」と忠告する。だが、二人の中はそんな言葉も通じないほど、深いものになっていたのだ。

そんな二人をさらに“奥へ奥へ”と進めてしまう事が起きた。梅川の身請け話だ。ある商家の金持ちが梅川を見初め、身請けの手付金として既に五十両を支払ったというのだ。
思い詰めた忠兵衛は、幼なじみの与兵衛へ金の無心に行く。与兵衛は小道具屋の婿養子となっていたのだ。与兵衛は家の金庫を壊してまでして五十両を貸してしまったのだ。
かくして、与兵衛は家を出奔するしかなくなった。だらしのない与兵衛を、お嬢さま育ちの嫁お亀は深く深く愛していた。自分が一緒にいないと夫はダメだと信じている。

そんな二組の男女。彼らをさらに窮地へと追い込む難題が持ち上がってしまった。そして、彼らを逃避行へと向かわせることになってしまうのだった。

★ キャスト&スタッフ

  • 出演 : 堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子、市川猿弥、立石涼子、小野武彦、銀粉蝶、他
  • 演出 : いのうえひでのり
  • 脚本 : 秋元松代

★ 感想

蜷川幸雄の演出で有名な作品だと言うのは知っていたのですが、さして芝居に縁のない私は蜷川作品は全く観てません。なので、過去の作品・演出との比較はできません。

元々が数百年前の、ゴシップ記事のようなものですから、話の流れは単純。遊女との関係にはまってしまった男が、店の公金に手を付けてしまい、死の逃避行に追い込まれるというもの。だが、話はそれだけではなくて、もう一組の男女(夫婦)もこの事件に巻き込まれ、これまた逃亡を余儀なくされる。その二組の交差する物語と、色街の賑やかさとがそれぞれに対称を成して、深みを出そうとしている。

男女のゴタゴタと、世間のしがらみという課題は、江戸時代から多少は技術や産業が進歩した現代にあっても、普遍的な変わりのない、馴染み深いものなのでしょう。だからこそ、この作品でも、歌舞伎でも“心中もの”は人気。
その点では忠兵衛・梅川の末路は“予想通り”・“期待通り”。でも、与兵衛・お亀はちょっと違う。そこに面白みがありましたね。前者だけだと余りにステレオタイプすぎて、さすがに今さらそれだけで芝居を作ることは難しいでしょう。悲喜劇を交互に見せることによって、どちらも振幅が徐々に加速されていく感じを狙ったのかな。涙も笑いも、どっちも大きくしていこうという仕掛けなのでしょう。

小池栄子さんは、こういうエキセントリックというか、そんな役が得意ですね。

★ 公開情報


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★ 参考書「曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島」






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「堀内夜あけの会 未来のファンタジー」 [演劇の感想]

未来のファンタジー.png

★ あらすじ

堀内健の頭の中に浮かんだ物語を再現したものだ。そのため、ところどころつじつまが合わなかったり、そもそも意味不明な箇所もあったりする。でも、それがこの物語なのだ。

広告業界の寵児、スーパーメディアクリエイターの未来健一郎は、その才能を余すところなく発揮し、次々とヒットを飛ばしてく。彼の携帯電話は鳴りっぱなしだ。「次の新幹線のデザインを考えて欲しい」、「ビールCM続編のキャストはどうしたらいいか?」などなど、クライアントからの依頼・相談は止むことがない。

そんな彼の元に弟子入りを志願する若者(足立とおる)がやってきた。未来健一郎は彼の弟子入りを許可する。そんな二人が仕事場としているのは、客足が鈍くて経営危機に陥っているカフェだった。
そのカフェの店員ナターシャのことを未来健一郎は気に入っていたのだった。だが、パキスタン生まれのナターシャとの意志疎通は今一つうまく行かない。また、カフェの雇われ店長は地区マネージャーの“てしがわら”と衝突している。
さらにはその店に、未来健一郎を追い抜こうと張り切っている新進気鋭のクリエーター 電通太郎(でん・つうたろう)も仕事をしにやってくる。

そして二人のバトルが始まった。勝負は、このカフェをリニューアルして客を呼び込み、経営危機から抜け出せるというもの。そのためのプランを二人が競って考えるというものだ。
さぁ、二人の戦いの行方はどうなるのか。

*************
と、真面目に“あらすじ”を書いたけど、実際はかなりハチャメチャ。もちろん、ストーリーはあるんだけど、そんなことはお構いなしに各シーンを楽しみ、大笑いすればいいんじゃないかな。

★ キャスト&スタッフ

  • 出演 : 堀内健、出川哲朗、能條 愛未(乃木坂46)、松浦司、伊藤修子、佐藤真弓、浦島こうじ、THE石原
  • 演出 : 村上大樹
  • 脚本 : 堀内健、村上大樹
  • 音楽 : 楠瀬拓哉

★ 感想

乃木坂46でも演技力、そして歌唱力、さらにはバラエティ力にも定評のある能條 愛未(のうじょう あみ)さんが出演すると言うことで目に留まりました。さらには、我が街下北沢の下北沢 本多劇場で上演されると知り、これは行ってみようと思った次第。ということでGWの初日、奥さんと一緒に初の観劇@本多劇場してきたのでありました。

ホリケンの舞台と言うことで、もっとハチャメチャなのかと思っていたんだけど、意外としっかりとしたストーリーがあって、しかも劇中劇(?)的なひねりが加わったりしてそこでも楽しませてくれました。
もちろん、ポイント、ポイントで繰り出すギャグはシュール。そして、たぶん、かなりアドリブでこなしている。と言うか、めちゃブリされてみんなひねり出している感じ。
アイドルのはずの能條愛未さんもモノマネを振られて頑張ってました。いやぁ、すごいものですね。振られた“お題”に関しての知識がないと、ギャグのセンス以前に固まって無言になっちゃうでしょうし。そんな心配もなく、彼女はしっかりと応えて客席を笑わせていました。さすがだなぁ。

松浦司さんもかなり張り切っていて、ブレークダンスだのなんだので見せ場を作りつつ、しっかり笑いもとっていてグッド。「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー (Wikipedia)」では勇者の役だったそうですが、これからも色々なところで目にしそうですね。有望、有望。

出川哲朗さんはさすがですね。いるだけで面白いし、笑ってしまう。スーパーメディアクリエイターって、あり得ないだろう?と、設定からして笑えます。業界人ってこんな感じ?というステレオタイプの上を行くあり得なさ。いやはや。

いやぁ、楽しいですね、コメディ。笑えました。見ている間、終始、頬がほころんでいる感じ。また行きたいな。

ちょいと残念だったのは、本多劇場の席(の幅)が狭かったこと。うーん、ちょいと“基準値が古い”のかな。改善希望。

★ 上演情報


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