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「クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐」展 @東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 [美術 : 美術展、写真展紹介]

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★ 展示内容

「クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐」展 @東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 [PR]」の記事で事前告知した美術展にWindamさんから招待券をいただいて観にいってきました。
前に書いた通り、この美術展は珍しいことに写真撮影OK。なので、その場でもInstagramに投稿したりしましたが、ここでも写真入りで紹介します。

● 橋本トモコ

「明日の幻想」と名づけられたシリーズで、オシロイバナやツバキがモチーフになっている。ポスター画のごとく、色鮮やか。ピンクの花が目に鮮やか。とても印象的だ。と思えば、背景にはグラデーションが施され、これは空なのか、海なのか。
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写真にはないけれど、作品の中にはキャンパスの枠を飛び出し、会場の壁を使ったものもありました。これ、たまたま白い壁だからこうしたのか、設置場所も考慮した上で作られたものだったのかよくわからないが、なかなか大胆。キャンパス内には花が咲き、壁の上の方には太陽(?)が輝いている、そんなイメージだった。

● 木村佳代子

こちらも花がテーマ。橋本トモコさんの作品とは対称的に、花弁や雄しべ・雌しべがしっかりとリアルに描かれている。だが、背景は暗く、なんだろうか、花から何かがこぼれ落ちている。
花というと生命やヴァイタリティの象徴という感じがするものだが、木村佳代子さんの描く花は「死」のイメージがする。生と死と合わせ持った存在としての花。生きると言うことは死へのカウントダウンでもあるということか。
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花からこぼれ落ちたり、空に向かって染み出したり(?)している球体は何なのだろうか?水滴のように見えるのだが、この一枚はちょっと違っていた。核子の周りを回る電子のようなイメージ。物質を構成する単位。それが染みだしてしまっていると言うことは、やはりこの花は死にゆく存在なのだろう。
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● 川城夏未

赤い。このコーナーに脚を進めると、目の前が真っ赤。クラクラしてしまう。
でも、近寄ると分かるが、赤一色という訳ではない。暗い部分があり、それが枠になっていたり、画面を分割していたりする。
油彩画なのだが、絵の具を溶かすのに蜜蝋を使っているのだそうだ。
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そして、さらによく見ると、赤一色に見えたキャンパスに“絵”が描かれているのだ。これが蜜蝋のなせる技なのだろうか。じっと見ていると、真っ赤な世界の中に人の姿が見えてくる。私には母と子の姿のように思えた。赤い幻は、遠い記憶の中のイメージにも感じられた。
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● 堀由樹子

真っ赤な世界から打って変わって、堀由樹子さんの作品は緑が爽やかだ。また、夕陽に照らされた山の木々という感じの風景も印象的。ハイキングに行った時、山の上から眺める景色はこんな感じだろうか。私には懐かしささえ感じられた。
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● 横溝美由紀

墨壺の要領で、糸をピンと張り、そこに絵の具を付けてパチンとキャンパスに当てるとまっすぐな線が引ける。そのようにして制作したらしい。みると、数ミリ単位の幅で線がびっしりと描かれている。これは大変そう。その線上の所々に粒になった絵の具が転々としている。それが色を、模様を描き出している。ピエト・モンドリアンの「コンポジション」のようなものなのだろうか。あれの超細密版?
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こちらは銀紙が貼られたもの。豪華なふすま? 私には曇りガラスの壁のように思え、“向こう側”を歩く人影が見えるんじゃないかと錯覚してしまった。
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★ 感想

どの作家さんの作品も存在感あり、そして一見の価値ありです。さらには五人五色でユニークさがどれも際立ってました。同じ花を描いてもここまで違うんだなぁと感心。企画展全体として「自然」がテーマとなっているのですが、そのイメージも色々ですね。

新進気鋭の作家さん達をこうして紹介する企画、良いと思います。新鮮だし、“観たことない”絵が観られるし。
私としては木村佳代子さんの、あの死をイメージするような怪しげな花が気に入りましたが、みなさんはさて、どの作品がお気に入り? 自分好みの作品を見つける楽しみがありますね、この企画展。

と言うことで、おすすめです。

★ 美術展情報

「クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐」展は下記の通り、開催中。
  • 会期 : 2017/1/14(Sat) - 2/19(Sun)
  • 開館時間 : 10:00 - 18:00
  • 休館日: 月曜日
  • 料金 : 一般600円 大・高校生 400円 中学生以下 無料
  • 公式サイト : クインテットⅢ | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
  • アーティスト・トーク(当日参加自由)
    • (済) 1/14(Sat) 14:00 - : 橋本トモコ、堀由樹子、横溝美由紀
    • 1/21(Sat) 14:00 - : 川城夏未、木村佳代子





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