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「アイズ」 :ホラーと言うより、ヒューマン・サイコ・ミステリー。切ない話に仕上がってます [映画の感想]

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★ あらすじ

平凡な、ちょっと暗めの女子高生 山本由佳里は、父・母・幼い弟とマンション暮らし。共働きの両親、特に母親は仕事に疲れているのか、由佳里には当たりが強い。だが、それも含めてどこにでもいそうな家族だ。そんな家族に変化が訪れたのは、誰が書いたか分からない、玄関のイタズラ書きからだった。表札に「F」(もしくは「K」)の文字が書かれていたのだ。誰が書いたのか。どういう意味なのか。イライラしている母親に言われ、イタズラ書きを消した由佳里。だがまもなく、二つ目の文字が書かれているのを発見してしまう。今度は「A」。
そして、そのイタズラ書きが現れた時から由佳里の周りには不可解なことが起き始める。白い服を着た少女が現れてはふっと消える。何かを訴えるようなその少女は由佳里につきまとうかのようにどこにでも現れるのだ。
そんなある日、父親が置き手紙を残して失踪。幸福そうな家族だったのに、その崩壊はあっという間だ。


★ キャスト&スタッフ


  • 出演 : 伊藤万理華(乃木坂46) おぞねせいこ 遠藤耕介 山田朱莉 山田太一 中川慶二
  • 監督 : 福田洋平
  • 原作 : 鈴木光司
  • 脚本 : 福田洋平 田中佑和 久保幸湖

★ 感想

「アイズ」 : ホラーなんだけど、切なくもあり、ほっこりしたり、そしてやっぱり怖かったり」で先に原作を読んでおいた。私の、いわゆる“推しメン”である乃木坂46の伊藤 万理華さんが主演で映画化されると知ったから。そしてめでたく、公開初日に観てきたのでありました。

ホラーが苦手な人でも大丈夫。怖がらせると言うよりは、切なさに涙してしまうくらいです。幽霊やモンスターの怖さではなく、人間の性(さが)というか、運命というか、そんなハートをぐっと締め付けられる怖さです。

原作は短編集の一編なのでかなり短め。映画の脚本ではどんな風に膨らまされるのかと思っていたら、なるほどと納得。過去の映画に使われたプロットを複数取り込んで、旨く一つにまとめ上げている。筋が通っているのだ。ホラー映画というと、“理不尽な恐怖”を言い訳に、話にまとまりがなかったり、恐怖の元(なんで呪われるのか、襲われるのか)を示すことなく言いっぱなしで終わってしまうものが多い。そう思うと、最後まで話の筋を追って行きながら観られた本作は良くできた作品だと言える。監督さんが脚本も手がけているが、流石です。
原作ではある意味ハッピーエンドだったけど、映画の脚本では主人公(伊藤万理華)がどうなっていくのか示されてはいない。負の部分が全て明らかになり、ゼロに戻ったところで終わり。なんとも切ない話だった。彼女があんな闇を抱えていたなんて。そして、父や母も。この家族にはどんな明日が待っているのか。そんなことを考えさせるエンディングだった。
余韻のある終わり方、好きです。

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そして主演の伊藤万理華さん。彼女を見たさに本作を観に行った訳だが、映画を観ているうちにそんなことを忘れて話に引き込まれてしまった。
彼女のデビュー当時のショートムービー(CD附属のDVDに収録された作品:「伊藤万理華 × 柳沢翔 :ナイフ」)での、つんつんした表情、そして自然な笑顔・笑いに魅せられてしまったのだが、この「アイズ」ではさらに泣き顔や、惚けた無表情な顔も見せてくれた。
女優としてちゃんと才能を持った人ということだ。

舞台挨拶、しっかり見てきました。実物の伊藤万理華さんは本当に可愛らしかった。女優・伊藤万理華の次回作に期待するところ大です。「ジョゼと虎と魚たち」で池脇千鶴が演じた役のような感じを希望!

★ 公開情報



★ 原作本


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★ DVD & BD

P.S. 何と、早くもDVD&BDが発売に。DVDだけではなく、BD版も出るというのはこの作品の人気を物語ってます。ただの“アイドルが出ているホラー”ではない、作品として鑑賞に堪えるものだということでしょう。発売は12/2。私はもう、予約しちゃいました。

BD版
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